アプリ開発日誌
2022.02.22
アプリ開発ディレクターを目指す人が、アプリのことより先に知っておいてほしい3つのこと
おはようございます、こんにちは、こんばんは。
日本人って3にまつわるものが好きですよね。
三本の矢、桃太郎の犬猿雉、二度あることは三度ある。
そんなわけでこの記事も3つのことを取り上げてみました。
えーさて、弊社ではアプリ開発ディレクターやエンジニアを募集していまして、
今回はその中でもディレクターに関する話です。
求人にご応募いただく求職者の前歴は様々でして、
Webディレクターをしていたかたはもちろん、
IT企業以外や公務員など、これまでいろんな経歴を拝見してきました。
しかしながら、「アプリ開発ディレクターやってました」というかたは、
実はあまり多くありません。
システム開発プロジェクトの管理経験があるディレクター自体が希少で、
さらにその中からアプリ開発を経験した人ってなると本当に少ないです。
なので、入社後にアプリ開発とはなんぞや?を覚えていただくケースが多いです。
そんなわけで、
新しく参画したメンバーにアプリ開発のことを教えるのにあたり、
これは知っていてほしいなーと思うものをまとめてみました。
- 1.前提知識としてのWeb制作
- 2.アプリ開発はシステム開発である
- 3.プロジェクトマネジメント
これらを一つずつ紹介していきますので、
参考になったなと思ったらグッドボタンを心の中で押してみてください。
1.前提知識としてのWeb制作
アプリって、アプリだけで完結することが殆ど無くて、
一部のコンテンツをWebViewなどで表現していたり、
CMSでコンテンツ管理してアプリで取得していたりしています。
なのでアプリ開発案件のほとんどに、Webコンテンツの設計が含まれます。
HTMLコーディングというステップや、レスポンシブとは?を知っていないと、
多少アプリに詳しくても的確な指示出しは難しいです。
欲を言うとコーポレートサイトのフロントページくらいのコンテンツを、
BootstrapなどのCSSフレームワークを使ってHTMLを組んで、
サーバにアップロードしてHelloworldしてみるくらいはできてほしいなって。
2.アプリ開発はシステム開発である
意外とここでつまづくことが多いです。
アプリ開発ってシステム開発なんですよね。
そして弊社で請け負っているアプリ開発はテンプレートで作るものではなく、
スクラッチで構築していかなければならないものばかりです。
なのでシステム開発の知識が無いと、
そもそもどんな工程で何をアウトプットしていけばいいの?がわかりません。
要件定義、基本設計、詳細設計、開発、単体テスト、結合テスト…
などと呼ばれる工程で何をするのか、どう簡略化できるのか、
把握できていると進行がとてもスムーズです。
3.プロジェクトマネジメント
結局これが分かれば前の2項目は知らなくても管理できるんですが、
そーいう人は稀なのでやっぱり知っておいてほしいことです。
PMBOKなどのようにプロジェクト管理の知識は体系化・標準化されています。
アプリ開発と言ってもフロント側は軽くてメインはWeb側だったり、
IoTなどWeb以外の通信が必要になったりと条件は様々です。
しかしながらプロジェクト管理の手法はほぼ同じなため、
一般的にこうであるからこのケースでもこう整理できるであろう、
という具合に指針となる考えかたがあるのと無いのとで大きく変わります。
まとめ
これらの知識を持ったうえで更にiOS/Androidの特性も把握しつつ、
クライアントやチームメンバーとコミュニケーションをとっていくわけです。
こう書いてみると、必要となる知識が多いよなあと改めて感じます。
そんな感じで、弊社のディレクター陣も前歴は様々なので、
入社後にこれらの知識を身につけながら業務に取り組んでいます。
会社としてレクチャーや勉強会の機会は設けていますが、
当然ながら自身でも研鑽を積んでいく人の方が成長が早いですね。
これからアプリ開発ディレクターを目指す人や、
Webディレクターからのステップアップを考えている人の参考になれば幸いです。