アプリ開発日誌
2016.07.07
iOS 開発してみよう!「SiriKit」を利用した音声認識
こんにちは。開発担当のT.Jyoです。
今回は、SiriKitのサンプルを動かしてみたいと思います。
※アプリ内音声認識Speech.frameworkでは無いです。「Hey Siri」=>発話内容を操作する機能です。
(2016年7月6日時点)
参考:http://qiita.com/yokomotod/items/cdc21d0dc185e77a7139
まず、Sirikitを開発・動かすための環境構築を行います。
Xcode-8のインストール
SiriKit(Intents, IntentsUI)のFrameworkはXcode-8から搭載されています。
ダウンロード(要Apple Developerアカウント):https://developer.apple.com/download/
Xcode 8 beta 2(2016年7月6日時点)の横にあるダウンロードボタンをクリック
iOS 10のインストール
SiriKitが使えるのはiOS10以降の端末になります。
ダウンロード(要Apple Developerアカウント):https://developer.apple.com/download/
iOS 10 beta 2(2016年7月6日時点)の横にあるプルダウンからインストールを行う端末機種別にダウンロード
サンプルアプリ「UnicornChat」をダウンロード
こちらのプロジェクトを開いて、ビルド->端末にインストールしてみます。
はい。エラー出ました。(笑)
Signing for UnicornChat requires a development team. Select a development team in the Target Editor.
Code signing is required for product type ‘Application’ in SDK ‘iOS 10.0’
このようなエラーが出た場合は、プロジェクトのTARGETS > General > Signing > Automatically manage signingにチェックが付いているので、
チェックを外しDeveloperを選択して、証明書を設定してあげる必要があります。(今回は*(ワイルドカード)の証明書を使用しました。)
…さて気をとりなおして、再度ビルド。今度は成功しました。
真っ白ですが、きちんとアプリインストールされています!
Siriの使用を許可する
Siriの機能を使うには、ユーザーの設定が必要です。
端末の設定 > Siri > APPのUnicomChatのスイッチをONにします。
あとはSiriに「UnicornChatでメッセージ送って」と発話するだけです!
次回はこちらのサンプルとドキュメントを精査してみます。
現状、どうやらSiriKitで出来るのは幾つか機能が限られている可能性がありますね。
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