アプリ開発日誌
2021.01.15
【最終手段】IOSアプリ特急審査のやり方
EDAでPMを担当している、キムラです。
前回の投稿から長く間が空いてしまいました。ほぼ2年ぶりです。
それはさておき、今回はiOSの特急審査についてまとめてみました。
iOSアプリを申請に出し、審査が通ればアプリが公開可能になる。ということは皆さんご存知だと思います。
通常の申請だと審査に出した場合短くて1~3日,長くて1週間ほど待ちの状態になります。
新規でリリースするアプリであれば審査に時間がかかっても待つことが容易だと思うのですが、既に公開されているアプリをアップデートした際に重大なバグが見つかりすぐにアップデート申請をしないといけない!ということがアプリ業界では稀に発生します。
急いでバグを修正して審査に出しても、平均2~3日かかってしまう。ましてやAppleのクリスマス休暇前だと審査に出すアプリ数も増えるため審査に時間がかかる・・そんなに待っているとユーザーに甚大な影響を与えてしまう!そんなときの最終手段が特急審査になります。
対応手順としては通常の審査提出をした後に専用のフォームから審査の依頼を実施します。
特急申請のやり方を簡単にまとめました。
1.Appleのお問い合わせを開く
https://developer.apple.com/contact/
Appのレビューを開き、開いた画面にあるApp Reviewの優先リクエストを押下。
2.Contact the App Review Teamを開く
3.request an expedited app reviewが選択されていることを確認
4.App Informationに特急申請したいアプリのApp Name,Apple ID,of App,Platformを入力。
5. Descriptionに特急申請の内容を入力。
Select a reasonでは、「Critical Bug Fix(緊急性のあるバグ修正」 , 「Time-Sensitive Event(時間限定イベント)」 ,「Other(その他)」の中で、該当するものを選択する。
Explanationに申請内容を英語で記載。
弊社で申請を行った際はリアルイベントで使用をするために早めの審査が必要と記載して報告しました。
記入完了後、Sendを押下して完了。
5. Appleから審査メールが来て審査開始。
以前、弊社で依頼した際は申請した当日に審査が開始され、無事公開できました。
最後に
最終手段として、特急審査はとても便利です。
経験談ですが申請する理由をしっかりと記述することで通りやすくなると思いますので、申請内容は厚めに記載するよう心がけてください。
ライタープロフィール
【キムラ】
プロジェクト推進部部長。
前職のWebデザイン会社にて、コーディングからHTML、CSS、ベースの実装まで幅広く経験。その経験を生かし、EDAにはディレクターとして参画。現在はディレクターを束ねるプロジェクト推進部の部長として、各スタッフの管理を行っている。