アプリ開発日誌
2019.03.15
改めて確認しておきたいアプリ開発手法の特徴【アジャイル型編】
システムやアプリの開発手法として、「ウォーターフォール型」「アジャイル型」という2つのタイプがあります。どちらの開発手法を取り入れるべきなのか、その特徴やメリット・デメリットをもとに判断してみましょう。
アジャイル型開発の特徴
アジャイル(Agile=「素早い」「回転が早い」の意)型開発は、開発ステップを小さな区切りに分け、小さな単位で企画からテストまでを繰り返す手法のことを指します。具体的には、機能A→機能B→機能Cと一つずつ機能を実装していく流れです。
一方の「ウォーターフォール型」では、機能A&機能B&機能Cのすべてを一度に企画〜テストするという特徴を持ちます。小回りがきいて仕様の変更にも柔軟に対応できるのがアジャイル型の特徴であり、初期段階で完璧な要件定義を必要とするウォーターフォール型とは、フットワークの軽さという面で違いが生じます。
アジャイル型開発のメリット
そんなアジャイル型開発を取り入れる一番のメリットは、クライアントの要求を随時フィードバックして細かな改善を加えながらシステム・アプリを完成させることができる点にあります。クライアントの希望を最大限に叶えることができるのが、アジャイル型開発の魅力です。
また、ウォーターフォール型だと不具合が発生した際に、プロジェクトの根本から大幅に見直しが必要となりますが、アジャイル型であれば少し前の工程に戻るだけで済みます。結果的に工数短縮に繋がることも少なくありません。
アジャイル型開発のデメリット
仕様の変更を前提としたアジャイル型開発では、初期段階でコストの見通しが立てづらいのがデメリットとなります。発注時点では予算やスケジュールが不確実なため、余裕を持った開発リソースを確保しなければいけない点が、アジャイル型のデメリットとなるでしょう。
また、開発の方向性がブレてしまいやすく、一貫性のないシステム・アプリが仕上がってしまうリスクも存在します。改善と工夫を盛り込んだあまり、当初の予定とは大きく異なるプロダクトが完成する可能性も出てきます。
まとめ
一般にアジャイル型開発は、仕様が固まりきっていないWebサービスやスマホアプリ開発によく用いられる手法です。逆にウォーターフォール型開発は、大規模システムの開発に使用されることが多くなります。
次回紹介するウォーターフォール型開発の特徴・メリット・デメリットも踏まえ、それぞれの良さを理解した上で最適な開発手法を選びたいものですね。
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