アプリ開発日誌
2018.12.06
AndroidとiOS、どちらか一方なら優先して開発すべきなのは?
アプリ開発をしたいが時間的・人的なリソースが限られているという場合、AndroidアプリまたはiOSアプリ、どちらか一方だけを開発せざるを得ない…という状況も少なくありません。
その場合、AndroidとiOS、どちらのプラットフォームでの配信を優先すべきでしょうか?
AndroidとiOS、どちらを選ぶべきかを判断するために参考になるのが、国内・世界でのOSシェアです。国ごとのOSシェアを確認できるKantar Worldpanel ComTechを参照してみると、日本国内では2018年9月現在でAndroid:70.6%、iOS:28.2%のシェアを獲得していることがわかります。
ただしこの数字は固定的なものではなく、毎年Appleの新製品発表イベントがある9月前後でiOSのシェアが最も落ち込み(30%前後)、イベント後の年末年始にかけてシェアを最も拡大(50%前後)する傾向にあります。これを踏まえると、国内でのOSシェアは概ね拮抗しているか、Androidがやや優勢と考えることができます。
一方の世界シェアに関しては、Net Applicationsで公表されている数字によるとAndroid:72.40%、iOS:26.26%です(2018年9月データ)。こちらも時期によって多少の変動はありますが、Andorodが常に6割以上のシェアを誇っていることがわかります。
世界的にはAndroidが優勢で、かつアプリのリリースにかかる費用も抑えることができます。iOSでアプリをリリースする場合、毎年99ドルの費用がかかりますがAndroidなら初回登録時の25ドルのみだからです。
しかしAndroidの場合、端末によってスペックにばらつきがあり、OSバージョンもさまざまです。Androidの最新機能を使ったアプリをリリースする場合には、古いバージョンを搭載したスマホへの配慮も欠かせない点に注意しましょう。
一般にiOSを使う人は社会人や高所得者に多く、Androidを使う人は若い世代や低所得者に多いとされています。iOSユーザーはデザインやシンプルさを重視するタイプで、Androidユーザーはカスタマイズ性を重視するギークタイプと考えることもできるでしょう。
これから開発するアプリがどちらのユーザー層にマッチするのか、慎重に考えた上でプラットフォームを選択することがベストです。
AndroidとiOS、どちらを選ぶべきかという問いに正解を出すことは困難です。アプリの性質やターゲット層、あるいは開発リソースによってもどちらを選択すべきかは変わってきます。
「どちらのプラットフォームを選んだらいいか、まずは相談に乗ってほしい」という場合には、私たちイーディーエーにおまかせください。アプリのコンセプトに合わせて最適なプランをご提案します。