アプリ開発日誌
2025.10.22
“挑戦を愉しむ姿勢が会社を強くする”

― 常務取締役就任の石原さんが語るこれまでとこれからー
EDAの中核として、受託開発を中心に営業活動を牽引してきた石原さん。
2025年9月16日に常務取締役に就任されましたが、そんな石原さんのキャリアの背景、日常のスタイル、そしてEDAへの熱い想いを語っていただきました。

◆ 常務取締役としての決意
― 常務取締役ご就任おめでとうございます!率直に今のお気持ちをお伺いできますか?
石原:
本当に身が引き締まる思いです。今の役割の延長線上だと思って、しっかりと向き合っていきたいです。肩書きが変わっても、仕事に対する姿勢は変えず、会社の成長に向け、真摯に取り組んでいきます。
◆ 朝型ワークスタイルとストイックな日常

ー 普段のワークスタイルについて教えてください。
石原:
朝は8時には出社しています。前日の振り返りと当日の整理をして、朝会に備えています。その後は打ち合わせやクライアントやパートナーさんとのやり取りなど。午前中が勝負ですね。集中力が高い時間帯をうまく活用しています。
ー ランチを抜くこともあるとか?
石原:
大学時代からの習慣で、昼食はとらない日が多いです。
午後も集中力を維持したいので、空腹の方が調子が良くて。
― 平日はストイックな反面、週末はラーメンを食べに行くとも伺っています。
石原:
もう、ガッツリ行きます。昼2杯とか(笑)。元々好きな麺類だったのですが、それに輪をかけてお気に入りのラーメン系YouTuberをよく見ており、ラーメン熱がさらに高まりました。
ー その他に最近ハマってる趣味やリフレッシュ方法などはありますか?
石原:
ありきたりですけど、サウナです。関東はスーパー銭湯が多いのでよく出かけますね。汗をかいた後の水風呂でリラックスしています。
◆ アメリカでの原体験とビジネス感覚
― キャリアについてもお聞きしたいのですが、学生時代からユニークな経験をされていますよね。
石原:
米国で、大学の教授が経営していたサイクルショップを学生チームで運営していました。日本から部品を並行輸入して、富裕層にカスタム自転車を販売していました。この経験がビジネス感覚のベースになっています。
ー その後は、どんなお仕事に携わられたのですか?
石原:
日本に帰国して、一番最初に就職した会社は、出版社でした。その出版社が書籍の版権ビジネスもやっていて通訳などもやってましたが、当時外資系セキュリティソフト会社の日本法人の事務局も同時に請け負っていて、そこでIT関連の仕事に初めて携わりました。その後、いくつかのIT企業を経験する中で、ネットワークからコンテンツまで幅広く経験を積んで、ことWebに関しては、一通り経験をさせてもらいました。
◆ EDAとの出会いからこれまで

― EDAに入社されたきっかけは?
石原:
社長と共通の知人の紹介で話す機会があり、スマホアプリ事業に大きな可能性を感じて入社しました。
飯田社長と話した際に、デバイスチェンジにいち早く目を向けているということが非常に興味深かったんです。社長がスマホアプリを事業の中心にした当時は、まだPCがデスクトップからノートブックに変わって、やっとスマホアプリがでてきたばかりの頃でした。「次はアプリの時代だ」といち早く判断する先見の明に感銘を受けたことも、入社の決め手になりました。
ー 実際入社されてみて、どうでしたか?
石原:
ずっとWebをやってきた人間にとって、アプリって全く違うのでびっくりするくらい知識が足りないなと思いましたね。それで、まず真っ先にやったのは、世の中にある有名なスマホアプリを片っ端からダウンロードして、このアプリってどういう動作なのか、どういう機能なのか、どういう処理ができるのかっていうのを一通り全部確認して、頭に叩き込みました。
ー どれくらいの数のアプリをダウンロードしたんでしょうか。
石原:
1日10アプリぐらい確認して、それを3ヶ月くらい続けた覚えがあります。
世の中にあるアプリの動作を覚えれば、EDAでもできるはず。アプリの動作を覚えて、営業トークでもアプリならこんなことできますよって説明できるなという自信に繋がりました。それが成果にも繋がっていったという感じですね。最初はボロボロでしたけど(笑)。
ー 転換期はありましたか。
石原:
元々問い合わせの中にアプリ開発だけでなく、Webシステム開発も絡んでくる相談案件が多かったことに気づき、そこで「アプリ中心」から一歩広げ、アプリ、Webの両軸で幅広くサービスを提案したのがきっかけで、受注するようになりましたね。また当時、ちょうどコロナ禍とも重なって、ECサイトの再構築の相談が多くなった時期でした。私自身、前職がECサイトの運営会社に籍をおいていた事もあり、その知識を活かして、スムーズに提案できたのもアドバンテージでした。一方で、当時の社内にはWebシステムをゼロから立ち上げた経験者が少なく、採用にも力を入れる必要がありました。同時に当時の営業アシスタントと一緒に、北海道から沖縄まで、片っ端から地方のパートナー企業に1社ずつ電話をして、人脈を広げていきました。
その時に繋がったご縁が今でも続いていますし、何より地方に眠る優秀なエンジニア達にも出会うことができたことが今の礎になっていると感じています。
ー かなりご苦労も多かったのではないかと感じますが、当時どんな気持ちで取り組んでいらっしゃいましたか?
石原:
日頃から、自分で解決できない問題って目の前には来ないと常々思ってるんですよ。
つまり目の前にある課題は、自分にしかできないから目の前に現れてきてるんだなっていう思いが強いです。必ず解決できると思ってるし、それが会社の成長につながるのであれば、絶対やりたいって思っていました。
◆ 今後のEDA
― 今後のEDAをどんな会社にしたいですか?
石原:
会社としては、「AIの活用」「コンサル領域への挑戦」などの課題を持っています。そのための組織としては、新しい領域に耐えうる骨太な会社にしたいですね。
そのために、まず急務は組織力の強化です。各部門が、人を増やしてきちんと育て、お客様の前にも積極的に出てもらって、現場感を養っていく必要があると考えています。
加えて、メンバーには、胆力も培ってもらえたらと思っています。お客様の一見わがままなご要望も、プロとしてしっかりと対応し、想像を上回る価値提供をするというのが私が考える理想ですね。
そのためには、まずはイーディーエーで働く全てのひとがハッピーになって欲しいと思っています。その分苦労も当然セットでついてきます。ですが、苦労した後には必ずいい事があったりしますよね。笑顔で愉しく仕事をしてなければ良い結果も生まれない。運もつかめない。若手のみんなにも、そんな成功体験をたくさん経験してほしいです。
本気で仕事して、1年の終わりには、全国のメンバーが一堂に会して、みんな笑顔で盛大な忘年会で互いの労をねぎらう、そんな会社にしたいですね。そんな明るく未来を目指しています。
◆ 若手メンバーへのメッセージ

石原:
まずはやってみてください。やってみなはれの精神です!失敗してもいい。自分で考えて責任を持ってやることで、力がついてくると思います。とにかく「やりきる」ことが大事です。
― 最後に、石原さんにとって「挑戦」とは?
石原:
挑戦って、楽しいものだと思うんですよ。目の前に来る課題は「自分に解けるから来ている」と思えば、自然と前に進める。EDAではそんな挑戦を社員みんなで愉しんでいけたらと思います。