アプリ開発日誌
2023.06.05
チャットAIで何が出来るのか
最近メディアでも非常に多く目にする機会の増えた『AI』という単語。 中でもOpenAIが開発したチャットAI『ChatGPT』の登場は革新的なサービスとして注目を集めています。
ChatGPTとは?
GPTは「Generative Pre-trained Transformer」の略で、 大規模なデータセットを用いてユーザーとの対話をAIが行うサービスです。 文章のパターンや構造を学習していくため、様々な知識や表現力を持っており、 幅広いトピックについて会話することができます。 ただし膨大なデータ自体の正確性判断が出来ないため、時には間違った情報を回答することもあります。 特に最新の情報や専門的な知識については、データの収集時期によって情報自体を持っていない場合もあるため注意が必要です。 そのため情報提供や創造的なアイデア提供などの一助としての利用を想定しており、 重要な意思決定や専門的なアドバイスについては信頼できる情報源を参照することを推奨しています。
どんな使い方が出来る?
1. 情報検索: 歴史的な出来事や科学的な事実、地理的な情報など、一般的な知識に関する質問であれば答えてくれます。 2. 日常会話: 雑談や質問応答、アドバイスの提供など、一般的な会話のやり取りをすることが出来ます。 3. アイデアの提供: 例えばストーリーテリングや詩の作成、プロジェクトのブレーンストーミングなどに活用することができます。 4. 言語学習やトレーニング: 例えば特定の表現方法や文法のチェック、翻訳の練習、文章の修正などに役立てることができます。 5. プロトタイピングやデザイン補助: プロトタイピングやデザインの段階でのフィードバックやアイデアの探索に役立てることができます。 サービスのコンセプトを共有することで、ベース案を作成することができます。 上記以外にも使い方次第で様々な用途に活用することが可能です。
デメリットは?
1. 情報の正確性の保証ができない: 大規模なデータセットから学習したもののため、中には誤った情報やバイアスが含まれている可能性があります。そのため時には正確な情報とは異なる回答をすることがあります。 2. 応答の一貫性が欠けることがある: 長い対話や複雑な文脈において一貫した応答を生成することが難しい場合があります。 また同じ質問に対して異なる回答をすることもあります。 3. ユーザーの個人情報の保護: 個人情報の保護やセキュリティに関する機能が組み込まれていません。 個人情報を含む機密情報を提供しないように注意する必要があります。 4. 悪意のある使用のリスク: プログラムされたガイドラインに基づいて学習されていますが、 時には悪意のある利用が行われている可能性があります。 特に大きな課題としては法律の問題と倫理の問題があります。 例えば特定の人物やキャラクターに関する誤った情報を発信した場合に生じる不利益や、 人種差別的な発言や暴力的なコンテンツの生成などが生じる可能性があります。 5. 長い応答時間: 質問の内容によっては処理に時間がかかる場合があります。特に一度のリクエストに対して多くの対話が含まれる場合や、同時に多数のユーザーが利用する場合には応答時間が遅くなる可能性があります。
チャットAIが社会に与える変化
1. カスタマーサポートの向上: チャットAIは24時間体制で応答することができ、大量の同時リクエストにも対応が可能です。 これにより企業や組織は効率的かつ迅速なカスタマーサポートを提供することができます。 ユーザーは疑問や問題をいつでも解決できるため、顧客満足度も向上するでしょう。 2. 教育と学習の変革: チャットAIは教育分野での活用も期待されています。学習支援や質問応答、個別学習のカスタマイズなどに利用され、教員や学生の学習をサポートします。また、学習コンテンツの提供やオンライン教育の分野でも進化が期待されています。 3. 自動化と効率化: チャットAIはルーチン業務や繰り返し作業の自動化に役立ちます。 例えば予約の管理、情報の収集、データ整理などを自動化することで、人々はより重要な業務に集中できるようになります。 4. ソーシャルコミュニケーションの変化: チャットAIは人間のような自然な対話を模倣することができます。これにより孤独感やコミュニケーション不足を感じる人々に対して、対話相手を提供することができます。また、異なる文化や言語を持つ人々とのコミュニケーションを支援する役割も果たすことができます。 5. 創造的な領域での利用: チャットAIは文章の生成やアイデアの提供にも活用が期待されています。 作家やクリエイターは新しいストーリーや詩のアイデアを得るためにチャットAIと対話し、デザイナーはプロトタイプのフィードバックを受けるためにチャットAIを活用します。 これらは一部の変化の例ですが、社会の様々な領域でチャットAIの活用が期待されています。
ここまでの文章の8割はAIが作成したものです。
ChatGPTについてご紹介しましたが、 実はここまでの文章の8割がChatGPTに質問して書いてもらったものです。 日本語的に不自然な箇所を修正したり、一部情報修正する必要はありましたが、 生成される文章や会話の流れはかなり自然なので驚きました。 使ってみて文脈の悪さや出力される情報の信憑性に関してはまだまだ改善の余地は感じたものの、 今後さらに進化していくとAIがよしなに記事を書いてブログを更新する時代もそう遠くないかもしれませんね。