求職者向け
2022.05.27
今注目のアプリディレクターへの転職とは?高まる市場価値の背景と求められる3つのスキル
今注目の「アプリディレクター」という職種をご存知ですか? アプリディレクターとは、IT関連のディレクターのなかでも特にアプリ開発に特化した職種のことです。IT関連の職種からの転職を目指す方の中には、興味がある方もいらっしゃるのではないでしょうか。 今回の記事では、「なぜ今アプリディレクターの需要が高まっているのか」、「必要とされるスキル」について解説しています。この記事を読めば、アプリディレクターが必要とされる背景や実際の転職時に活かせるアピールポイントが分かります。 アプリディレクターへの転職を考えている方や、スキルアップを目指すIT関連職の方はぜひご一読ください。
なぜ転職市場でアプリディレクターの需要が高いのか?
そもそもなぜアプリディレクターの需要が高まっているのでしょうか? それは社会情勢やユーザーのライフスタイルの変化などから、アプリ自体のニーズが高騰しているからです。具体的な背景としては以下の4点が挙げられます。
- スマホの普及
- サブスクの台頭
- 巣ごもり需要の拡大
- 決済アプリの普及
では、順番に見ていきましょう。
スマホの普及
スマートフォンの普及はアプリの需要増に大きく影響を与えています。 NTTドコモモバイル研究所が発表したスマートフォンや携帯電話の所有に関する調査によると、2022年時点でのスマホ普及率は94%。スマホは今や国民1人あたり1台は保有しているといっても過言ではないデバイスです。 またフラー株式会社の「アプリ市場白書2021」によると、スマホアプリの月間利用数は40個と、2019年の32個から8つも増えていることが分かります。このスマホアプリの需要が、アプリディレクターの需要を押し上げているのです。 参考URL: https://www.moba-ken.jp/project/others/ownership20220414.html https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000314.000005362.html
サブスクの台頭
サブスクの台頭もアプリ需要に大きく影響を与えています。 サブスクとはサブスクリプションの略で、決まった金額を先払いすることで一定期間サービスが利用し放題になるビジネスモデルのことです。代表例である動画配信サービスのNetflix (ネットフリックス)やAmazon Prime(アマゾンプライム)を利用したことがある方も多いのではないでしょうか。 サブスクではユーザーとの長期的な関係性の維持がビジネス成功のカギとなります。そのため、ユーザーに一度使ったサービスを忘れられないようにする仕組みを取り入れることは重要です。 アプリを導入すればスマホのトップ画面にアイコンを配置してもらえるので、サービスの存在をユーザーに思い出してもらいやすくなります。また、会員登録やアプリを使ったコミュニケーションで得た情報をもとに、1to1のサービスを提供することも可能です。 こうしたメリットから、サブスクでのアプリ導入が増えているのです。
巣ごもり需要の拡大
長引くコロナウイルスの影響で、巣ごもり需要が高まったこともアプリのニーズが増えた原因のひとつです。 これまでのように外出や外食が気軽にできない状況で、飲食系のテイクアウトアプリや独自のデリバリーアプリや通販アプリの需要も伸びていますが、特筆すべきはゲーム系アプリの伸長です。角川アスキー研究所の「ファミ通モバイルゲーム白書2022」によると、2021年度の世界のモバイルゲーム市場は前年比118.7%、9兆1,697億円と大幅に拡大しており、コロナ禍以前の成長率と比較すると明らかにペースアップしたものとなっています。日本でも前年比107%となっており、巣ごもり消費が国内外の需要を押し上げていることが分かります。 参考URL:https://www.famitsu.com/news/202202/06250301.html
決済アプリの普及
電子マネーの普及による決済アプリ需要も、アプリ全体のニーズを高めています。 アプリ決済とは、事前にインストールしたアプリにクレジットカード情報を登録しておくことでアプリを通じて簡単に決済を行うことです。代表的な方法に、アプリで読み取ったQRコードに表示された金額に間違いがなければ確定ボタンを押すだけで決済ができる「QRコード決済」があります。PayPayや楽天ペイなどを利用したことがある方も多いのではないでしょうか。 株式会社インフキュリオンが行った「決済動向2021年4月調査」によると、QRコード決済の利用率は全体の54%と過去最高を記録しています。こうした決済アプリの普及もアプリ需要を高める一因となっているのです。 参考URL:https://infcurion.com/news/news-20210609_001/
アプリディレクターへの転職で求められる3つのスキルとは?
では、実際の転職現場でアプリディレクターに求められるスキルとは何でしょうか。 アプリ需要はここ数年で大きく上昇しているため、アプリ開発は未経験のWebディレクターがスキルアップのために転職を目指すというパターンも少なくありません。 そこでここでは、アプリディレクターの経験以外で特に重要視されることの多い、以下の3つのスキルを紹介します。
- トレンドを読み解く情報分析力
- 開発に関わる専門知識
- 納期に対するスピード感
もしアプリディレクターへの転職を考えているのであれば、ぜひこれらのポイントをアピールしてみてください。
トレンドを読み解く情報分析力
トレンドを読み解く情報分析力は、アプリディレクターとして活躍するのに重視される能力のひとつです。 アプリ業界は今まさに成熟に向かって成長している分野です。市場では日々新たな技術やアイデアが登場し、ユーザーからのニーズも多様化しています。そのため業界や競合に関する知識や情報収集に長け、いち早く最新のトレンドを察知し開発に取り入れられる情報分析能力が求められているのです。
開発に関わる専門知識
開発に関わる知識もアプリディレクターには重要な能力です。 ディレクターはデザイナー、プログラマーなどのエンジニアを統率して開発を進めていく仕事ですが、特にアプリ開発ではディレクターがお客様の窓口となり、技術的な説明を行うことも多くあります。そのためデザインやライティング、フロントエンド言語、バックエンド言語などの知識や開発スキルは重宝されるでしょう。 また、こうした専門知識を持ち合わせていると、発注や修正依頼の精度が上がるので各エンジニアとの連携がスムーズに取れます。
納期に対するスピード感
納期に対してスピード感を持って取り組めることも重要視されるスキルのひとつです。 現在の日本におけるマーケット寿命は短く、たとえ新たなニーズを見つけ出したとしても、それに応える商品をいち早く市場に送り出さないとユーザーの獲得が難しくなる傾向にあります。特にアプリ市場ではニーズが多様化している段階にあるため、短納期での依頼を受けることが少なくありません。 そのため、もし開発途中にトラブルや大幅修正が起きたとしても、常に納期を意識し、期日までに仕上げる柔軟な工夫ができる人が求められるのです。
アプリディレクターとしてスキルアップするならイーディーエーがおすすめ!
今回の記事では、アプリディレクターの需要が転職市場で高まっている背景や、転職の際に必要とされるスキルについて解説しました。 ここで、この記事の内容を振り返ってみましょう。
- アプリディレクターの需要が高まっているのは、アプリ自体のニーズが増えているから
- アプリニーズ拡大の背景には、「スマホの普及」「サブスクの台頭」「巣ごもり需要の拡大」「決済アプリの普及」が挙げられる
- アプリディレクターへの転職で特に必要とされるスキルは「トレンドを読み解く情報分析力」「開発に関する専門知識」「納期に対するスピード感」
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