アプリ業界気になるニュース
2021.09.17
『バーチャルタレント』ご存知ですか?
バーチャルタレントってご存知ですか?
素顔を晒さずバーチャルな容姿を使って活動されている方々のことで、
バーチャルユーチューバーやバーチャルライバーなどとも呼ばれています。
代表的な方はキズナアイさんが有名で、
最近CMでの起用やTV番組に出演されているのを見た事があります。
ここ数年でバーチャルユーチューバー(以下VTuber)は急速に増えていて、
今では数万人のVTuberが配信活動をしているそうです。
昨年のニュースでYouTubeのスーパーチャット(投げ銭システム)での収益世界1位が日本のVTuberで、個人年間収益1億5千万円という記録が発表されていました。
成功すれば億万長者も夢ではないのでは…?
なんて思ってしまいますね…
誰もが簡単にバーチャルタレントになれる時代
VTuberが増えた要因の一つに近年のスマートフォンの性能向上やアプリの技術発展があります。
数年前から配信サービスは数多くありましたが、
今ではスマホにアプリさえ入れてしまえば即日VTuberとして配信が出来るサービスなども登場しています。
プログラミングの必要もなければ3Dモデル作成も好きなパーツを選択するだけで出来てしまうので、
スマホだけあれば誰でも簡単にバーチャル空間にもう一人の自分を作る事が出来ます。
あまりにも数が多いので詳しくは書きませんが、
少し探した程度でもこれだけのアプリケーションが見つかりました。
どれも無料で利用可能なスマートフォン用VTuber配信アプリケーションです。
・Vカツ
・ホロライブ
・IRIAM
・ピカピカ
・MakeAvatar
・topia
・REALITY
・Showar
・カスタムキャスト
etc…
探せばまだまだあると思います。
私も試しに上記の『REALITY』をインストールして実際に触れてみましたが、
5分ほどで自分の動きに合わせて動くアバターを用意する事が出来ました。
画面上のキャラクターが自分と同じ動きをするのはなんとも不思議な感覚です。
加速の背景にコロナ禍の巣篭もり需要
技術発展以外の要因として、やはり今のコロナ禍による巣篭もり需要が大きいと思います。
家にいながら全世界の人にアプローチすることが出来る活動の場としてVTuber活動をされている方もいるそうです。
ご時世的になかなか外に行けない人が多いので、今の状況下にバチっとハマったのではないでしょうか。
様々な場面で活躍を見せるVTuber
私の住む埼玉県では埼玉の観光名所や物産の魅力を世界に発信しようという取り組みで、
バーチャル観光大使を決めるオーディションを行っています。
https://chocotabi-saitama.jp/vtuber/
芸能人と同じようにバーチャルタレント専門の事務所もあり、
企業配信者として様々なメーカとのタイアップやコラボ商品を出している方もいます。
ある学校では講師としてVTuberを起用し、
3Dモデルの授業やAR、VR技術の知見を広げる授業を行っている学校もあります。
バーチャルタレントアカデミーという
VTuberになるための専門学校もあるくらいなので、一種の職業として定着しつつあるのかもしれません。
おわりに
ある大学の講義で教授がバーチャルアバターを使用して美少女になって講義を行ったところ、
出席率や質問数も急激に増加した例もあるそうです。
取っ付きやすい見た目や、自分の好きな容姿になれるというのもバーチャルの魅力なのかもしれませんね。
バーチャルタレントの知名度が増え、スマホアプリの普及で導入の敷居もどんどん低くなっているので、誰もがバーチャルなもう一人の自分を持つ時代がすぐそこまで来ているのかもしれません。
弊社ではAR、VRを利用したアプリの知見が豊富にございますので、
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