アプリ開発日誌
2021.06.25
IE完全終了のお知らせ
IE完全終了のお知らせ
さらばIE…お前は良いやつ…ではなかったかな…
完全終了が決まったInternet Explorer(IE)。
2022年6月15日をもって廃止するとマイクロソフトから発表がありました。
1995年に導入されてからWindowsにプリインストールされていたIEですが、
バグやセキュリティ上の深刻な問題が後を絶たず、ようやくこの時がきたか…といった感じですね。
IEが完全終了するのはまずい事?
IEが終了する事自体は悲観するものではなく、むしろ喜ばしい事だと思います。
他のブラウザと比較して速度や信頼性が高い訳でもなければむしろ昔からIEは悪評が多く、
セキュリティ上の脆弱性があるにも関わらずマイクロソフトの対応は月1度のアップデートくらい。
マイクロソフト自らがIEは脆弱性があるので使用しないで欲しいと言うほどです。
それでもいまだに多くのユーザーに使われているのはWindowsPCに最初から入っているからでしょう…
IEが終了する事で何が起こるのか?
まずこれまでIEを使えていたOSやサービスがIEを使用対象外とする動きが出てきます。
6月24日にWindowsの新OS「Windows 11」が発表されましたが、新OSでIEは無効化されます。
システムから完全に除外される訳ではないですが、Microsoft EdgeのIEモードを使用する必要があります。
IEを排除する動きはこれから先、他のサービスでも加速していくと思われます。
またIEを使用する想定で作られているシステムなどは、IEの終了と共に使用出来なくなる恐れがあります。
ある日突然使えなくなる。ということはないと思いますが、
マイクロソフトがサポートしない以上、世界中のマルウェアやハッカーに無防備な状態で狙われ続ける事になりますので、そのまま使い続けるにはかなりのリスクがあります。
IEユーザーはどうしたらいいのか?
マイクロソフトは「Microsoft Edge」への移行を促しています。
Edge以外にもGoogle Chromeや優秀なウェブブラウザは数多くあるので、
早急に別のブラウザへの移行を進めましょう。
実際のところ完全終了とはいっているものの、IEの一部のバージョンに関しては当面サポートが継続します。
ただしそのサポートも数年後には終了することが予想されているので、
猶予があるうちにIEに頼っているものは早急に移行を進めるのが得策でしょう。
弊社ではアプリケーション開発の他、システムのご提案実装の知見も豊富にございますので、この機会にシステム移管等お考えの際は是非一度弊社にご相談下さい!