アプリ開発日誌
2016.07.05
設計フェーズを削らないで
ディレクターの高田です。
先日のブログで「要件定義」について触れてみました。
今日はその次のフェーズである「設計」について少し書かせてもらいます。
設計とは
設計(せっけい、design)とは、建築物や工業製品等といったシステムの具現化のため、必要とする機能を検討するなどの準備であり、その成果物としては仕様や設計図・設計書等、場合によっては模型などを作ることもある。
設計と聞いてどんなイメージが湧きますか?
ほとんどの方はビルや家などの建物の設計を想像されたかもしれません。
意味合いは同じで、アプリ開発でも設計という概念が存在します。
アプリの設計の中でも大まかに「外部設計」と「内部設計」の2つがあります。
外部設計
ボタンや画像、テキストの配置など、
画面のレイアウトや機能を決めていきます。
外部設計で決めたレイアウトを元にデザインを作成していきますので、
ユーザー側から見たアプリの見映え/操作性を決定づける重要なフェーズです。
内部設計
外部設計で決めた機能を実現する為に、
どのようなプログラムを行うかの設計を行います。
建築に例えるなら、外部設計は家の間取りや外観を決めるもの、内部設計は実際に建てる際の骨組みや、材料を決めていくというイメージでしょうか。
設計を行うメリット
プロジェクトの予算やスケジュールによっては、設計はやらなくていい!というお客様がいらっしゃるのですが、
この工程をしっかり行うことによって以下のメリットがあります。
•作るアプリの全体像が明確になる。
•ドキュメントに落とすことで、プロジェクトメンバー内での共有を円滑に行うことができ、
作るものに対する認識の齟齬を防ぐことができる。
•プロジェクトメンバーが変更になったとしても、ドキュメントがあることで新規メンバーのリードタイム短縮に繋がる。
まとめ
なんとなく設計って大事なんだな、ということがわかって頂けましたでしょうか。
急がば回れといいますが、リリースを急いでいる時こそ開発だけではなく設計を行うことによって、
開発期間の効率化が図れるケースもあります。
これからアプリを作ろう!と考えられている方は、
このことを頭の隅にでも置いてもらえますと幸いです。