やってみた
2021.02.19
小学校でプログラミングが必修化になるので子どもにPC触らせてみました
二児の子育て奮闘中、検証チームのMacchoと申します。
人生初のブログを書かせていただきます!
最近私を悩ませているのが、「小学校プログラミング必修化」という言葉。
数年前に小耳に挟み、何で?え?と困惑したものの「小学校ってまだまだ先の話だし!」
と頭の中からスッポリ消し去っておりました。
しかし、うちのお子もいつの間にやら小学生。
街中にやたらと増えてきているプログラミング教室を見かける日々。
そうだった!プログラミング必修化だ! …どうしよう。何もやっていない。
お子を時代遅れにさせたくない!ということで、
ちょっと文部科学省のサイトを調べてみました。
プログラミング必修化の目的
プログラミング必修化って、子どもたちを将来エンジニアにさせたいってことでしょうか?
どうして必修化したいのでしょうか?
以下、[小学校プログラミング教育の必修化に向けて]から抜粋
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今日、コンピュータは人々の生活の様々な場面で活用されています。家電や自動車をはじめ身近なものの多くにもコンピュータが内蔵され、人々の生活を便利で豊かなものにしています。誰にとっても、職業生活をはじめ、学校での学習や生涯学習、家庭生活や余暇生活など、あらゆる活動において、コンピュータなどの情報機器やサービスとそれによってもたらされる情報と を適切に選択・活用して問題を解決していくことが不可欠な社会が到来しつつあります。 コンピュータをより適切、効果的に活用していくためには、その仕組みを 知ることが重要です。コンピュータは人が命令を与えることによって動作します。端的に言えば、この命令が「プログラム」であり、命令を与えることが「プログラミング」です。プログラミングによって、コンピュータに自分が求める動作をさせることができるとともに、コンピュータの仕組みの一端をうかがい知ることができるので、コンピュータが「魔法の箱」ではなくなり、より主体的に活用することにつながります。
プログラミング教育は子供たちの可能性を広げることにもつながります。
プログラミングの能力を開花させ、創造力を発揮して、起業する若者や特許を取得する子供も現れています。子供が秘めている可能性を発掘し、将来の社会で活躍できるきっかけとなることも期待できるのです。このように、コンピュータを理解し上手に活用していく力を身に付けることは、あらゆる活動においてコンピュータ等を活用することが求められるこれからの社会を生きていく子供たちにとって、将来どのような職業に就くと しても、極めて重要なこととなっています。諸外国においても、初等教育の 段階からプログラミング教育を導入する動きが見られます。
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ふんふん。超簡潔に要約すると、昨今のコンピュータ社会において子どものうちからプログラミングを覚えておくと将来色々と役立つよ〜ってことですかね。
確かにIT人材の需要は増えており、ごもっともなお話です。
小学校だけじゃない!?
調べてみると「小学校プログラミング必修化」って小学生だけの話かと思いきや、
中学校、高校でもプログラミング学習を行うとのことです。
高等学校のプログラミング学習はだいぶ本格的で難しそう。データベースとか言い出したら、もうエンジニアになれちゃうんじゃないの!?
これは小学生のうちからみっちり基礎を学んでおかないと、中学生で授業についていけなくなるかもしれない。出遅れてはいけない!
ちなみに小学校、中学校、高校では、それぞれこんな内容を学習するそうです。
以下、[小学校プログラミング教育の必修化に向けて]から抜粋
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- 小学校
文字入力など基本的な操作を習得、新たにプログラミング的思考を育成。
- 中学校
技術・家庭科(技術分野)に おいてプログラミング、情報セキュリティに関する内容を充実。
- 高等学校
情報科において共通必履修科目「情報I」を新設。全ての生徒がプログラミングのほか、ネットワーク(情報セキュリティを含む)やデータベースの基礎等について学習。「情報I」に加え、選択科目「情報II」を開設。
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まずはPCを大好きになってもらいたい
出遅れたくないのは百も承知ですが、いきなりプログラミングのお勉強しましょうね!と言ってもお子は困惑するはずです。
(そもそも私自身、プログラミングってなんぞやの説明なんてできませんし)
物事には順序が必要です。
そこでお子にお古のノートPCを授け、PCが大好きになるようにYouTubeを見る手順を教えました。
数ヶ月後…皆さんもうお分かりですね?お子がどうなったか。
真剣にPCを見つめる表情、カチカチッとマウスを捌く姿は一丁前なのですが、
ご想像の通り、毎日のようにYouTubeを見まくっています。
うん。「ユーチューバーに、俺はなる!」って今にも言いそう。
…ちょっと違うんだよなぁ。
もう、うちのエンジニアが教えてくれればいいのになぁ。無料で。
よし!そうしてもらおう!
と思っていたところに、
「き、め、つって検索したいんだけど」とお子が言ってきました。
お!? これは成長ではないですか?
YouTubeがおすすめしてくる子供向け動画をひたすら見ているお子が
自ら検索をしたいだと!?
キーボードに興味を持つ=エンジニアへの第一歩。
なんと素晴らしい鬼滅の刃効果。全巻買い揃えておいて良かった。
「めざせ!タイピングマスター!」というサイトを触らせてみた
「キーボードが使えるようになったら鬼滅の検索しまくりだねえ?」と盛り上げつつ、
ゲーム感覚で触らせたサイトがこちら↓
https://azby.fmworld.net/kids/typing/
初日
まずは試しに「ローマ字タイピング きほんコース」(上段:QWERTYUIOP部分)をやらせてみたところ、
「めっちゃ楽しい!!」と予想外の反応が! 1時間ぐらい同じモードを触っていた。
どうやら結果画面で表示される「レベル」と「苦手キー」がモチベーションを上げるらしい。
「Eかあ!」「やった!Dだよ!」とか、「またこのキー間違っちゃったぁ」など
負けず嫌いのお子には合っているようだ。
2日目
普段あまり使わない左手薬指、小指が難しいようで苦戦しているが、
結果の記録は「C」とランクアップ。「そろそろおしまいにしたら?」と言っても
「もうちょっと!」となかなかやめない。
3日目
「上段」モードが「C」ランクで落ち着いてきたので
今度は「中段:ASDFGHJKL」に挑戦。上段で慣れているせいか、
すぐに「C」ランクを獲得しテンションが上がる。
1ヶ月後
まだまだ飽きずに触っている。
「上段」「中段」「下段」は「B+」ランクと安定しており、
やはり「上段」がだいぶ上達しているようで時々「A」ランクを取るようになった。
クッ。やりおるな!!
自称タイピングが得意な私が「ちょっと貸してみ?」と触ってみたら、
不覚にも凡ミスを多発し「B-」という結果に。
「イエエエーーーーーーイ!!!」とお子のテンションがMAXに。
「めざせ!タイピングマスター!」の感想
- サイトの冒頭に書かれている「すごいスピードでキーをたたいて文字を入力するお兄さんやお姉さんはカッコいいよね。」というセリフがお子のモチベーションを上げる。
- TOPページがシンプルなUIでわかりやすい。どんなモードなのか、何ができるのかが一目でわかる。
- ゲームがスタートすると画面にキーボードの配列とどの指で押せば良いのか指のグラフィックが表示されており、「この色がついている指のところを押してね」と一度教えれば小学生でもすぐに理解できる。
- 上段、中段、下段でだいぶタッチタイピングは上達しているように見えるが、「左手人差し指」「左手中指」モードはまだまだできていないので先は長い。お子が飽きないように祈る。
最後に
非エンジニアの私からすると
「小学校プログラミング必修化」という言葉に焦りを感じましたが、
子供たちの将来の夢が広がる!!と考えると本当に素晴らしい試みなので、
やれることから色々と試してみようと思いました。
私は「めざせ!タイピングマスター」というサイトを利用して子どもがPCに親しむきっかけを作ろうともくろんでいますが、
こうしたきっかけ作りに役立つサイトは、他にもたくさんあると思います。
よければ皆さんも色々なサービスを見比べて、「これは!」と思うものがあったら
お子様に触れさせてみてはいかがでしょうか?