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2019.10.02
iOS13向けのアプリ開発において知っておきたいこと3つ
2019年9月19日、AppleがiOS13の配信を開始しました。iOS13は、ダークモードの実装やカメラ機能の強化、バッテリーの最適化などさまざまなアップデートが盛り込まれていました。
iOSを使う側からすれば「そうなんだ!試してみよう」で終わる話ですが、アプリ開発に携わっている場合は違います。なぜなら、開発した(する)アプリをiOS13に最適化する必要が出てくるからです。
そこで今回は、iOS13になってからアプリ開発者に求められる3つのポイントについて紹介していきます。
ダークモード対応
iOS13からは、ユーザー側でライトとダーク、好きな外観を設定できるようになりました。アプリ開発の際にもUIの切り替えが可能になりますが、Appleのレビュー規約で明確に対応すべきとは記述されていません。
とはいえ、将来的にダークモードに対応したいと考えているのであれば、今のうちから行動を始めても早すぎることはありません。
「Sign In with Apple」への対応
GoogleやFacebookアカウントを使って会員登録・サインインできるサービスやアプリは数多くありますが、AppleIDでも同じように「Sign In with Apple」が使えるようになります。
特に注意したいのが、GoogleやFacebookアカウントのようにサードパーティ製のサインアップ機構を備えているアプリの場合、Sign In with Appleへの対応が必須となる点です。もしこうしたサインアップ方法を採用しているのであれば、早急な機能追加が必要でしょう。
SwiftUIを用いた開発
iOS13では、UIフレームワークの「SwiftUI」による開発が可能になりました。
SwiftUIをマスターすることでswiftファイル一つの中で宣言的に画面を作成できるようになります。従来のようにドラッグアンドドロップでUIを構築することも可能で、ダークモードやアクセシビリティにも自動対応するメリットがあるので、ぜひ使い方を習得しておきたいところです。
まとめ
iOS13がリリースされてからしばらく経ちますが、今からiOS13への対応を始めても遅くはありません。ユーザーに選ばれるアプリを作るために、ここで紹介した3点はしっかり押さえておきましょう。
私たちイーディーエーでも、iOS13に対応したアプリ開発を進めています。新たな仕様や技術を積極的に取り入れながらスマホアプリを企画していますので、「うちもこういうアプリを作りたい」と考えている方はぜひご相談ください!