アプリ業界気になるニュース
2019.06.18
ショッピングアプリは14%!DL後7日目の継続率の低さが話題
「どうやったら毎日使ってもらえるアプリをつくれるのか」「よりたくさんインストールしてもらえて、アンインストールされないアプリを生み出すためには」など、アプリの開発に携わったことがあるなら一度は考えたことがあるはず。
ドイツに拠点を置くモバイル計測・アドフラウド防止のリーディングカンパニーであるAdjustの調査によると、1つのアプリをインストール後、7日後まで継続している割合はたったの21%だったということがわかりました。
ここでは同社のレポートを引用しながら、継続して使われやすいジャンルや、成長が著しい分野について見ていきます。
日本の成長指標は2.1、インドネシアは17.6
「Adjust Global App Trends 2019」というレポートでは、全世界を対象としたアプリ市場に関する調査が紹介されています。たとえば、1ヶ月あたりのアプリインストール数を、1ヶ月あたりのアクティブユーザー数で割った「成長指標」もその1つ。
日本の成長指標は2.1と低い水準にあり、一方でインドネシアは17.6を記録して世界トップ。日本人が一人当たり月2つほどのアプリしかインストールしておらず、インドネシアでは月17個以上のアプリをインストールしているということですから、アプリ市場が非常に活気付いていることがわかりますね。
インストール後7日の継続率は「ニュース」アプリがトップ
出典:https://www.adjust.com/ja/resources/ebooks/adjust-global-app-trends-report-2019/
同レポートでは、アプリをインストール後もそのアプリを使い続けるユーザーの割合を調べた「継続率」も報告されています。それによるとグローバル平均は21%で、約8割のアプリはインストール後7日経つと使われなくなってしまうということがわかります。
ジャンル別に見ると、「ニュース」アプリの継続率が31%とトップを占め、「漫画」「コミュニケーションアプリ」が上位に並びます。ワースト3位は「ショッピング」「旅行予約」「フードデリバリー」となっていました。
一番多いニュース系アプリであっても、7日後には7割ほどのユーザーが離脱してしまうというのは驚きの結果ですね。
2018年に急成長を遂げたのは「ミッドコアゲーム」
出典:https://www.adjust.com/ja/resources/ebooks/adjust-global-app-trends-report-2019/
アプリのジャンル別「成長指標」を見ると、「ゲーム(ミッドコア)」「配車サービスおよびタクシー」「ゲーム(スポーツ)」の上位3ジャンルが大きな伸びを記録していることも報告されました。
やはりゲームコンテンツは強いということが再認識できますし、世界的に見てもタクシー業界にイノベーションが起こりつつあることもわかる結果ですね。ほかにも時間帯別のアプリ使用状況など、詳細なデータがレポートにまとまっているので、ぜひ公式ページからダウンロードしてみてください。
まとめ
アプリ市場における事実やトレンドをしっかりと認識しておくことで、インストールされやすく継続率も高いアプリ開発につなげることができます。「きっとゲームは人気だろう」という曖昧な認識ではなく、明確な根拠をもとに企画を考えたいものですね。
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