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2019.04.19
アプリ紹介文で使うべき?「No.1」表示のメリット・デメリット
App StoreやGoogle Play Storeには、無料アプリランキングやトップセールスランキングなど、いくつかのランキングが用意されています。これらのランキングやアンケート調査などで1位を獲得すれば、No.1表示によって高い宣伝効果を見込めるでしょう。
しかしマクロミルの調査によると、No.1表示にはネガ・ポジ両方の性質を持つ諸刃の剣であることがわかっています。使用シーンはじっくりと見極める必要があるかもしれません。
手垢がついたNo.1表示
2019年2月に行なわれたマクロミルによる調査「No.1表示に関する意識調査」によると、アンケート対象となった1,000名のうちNo.1表示を「週に何度も見聞きしている」と答えたのは36%、「月に数回見聞きしている」と答えたのは35.5%にのぼるとしています。
ライバルとの差別化を図り、自社のアプリをより目立たせることを目的にNo.1表示を使うことが多いと思います。しかし7割以上の人が頻繁に見聞きするということは、もはや差別化の要因として強力な効果はないと考えるべきなのかもしれません。
「信ぴょう性に欠ける」と不快感を与えることも
No.1表示に対するイメージとして、ネガティブなものでは「信ぴょう性に欠ける」「うさんくさい」といった印象を持たれがちということも、この調査で明らかになりました。「売り込まれているように感じる」「押し付けがましい」などの意見のほか、「企業の自己満足」と考える回答も。
「人気がある」「流行っている」といったプラスのイメージももちろん存在しますが、No.1表示によってユーザーにネガティブなイメージを与えていることも知っておかなければなりません。
若い世代には効果的なアプローチになりうる
『No.1表示は、購入意欲に影響するか』という問いには、全体で5.5%が「かなり影響する」、37.5%が「やや影響する」と回答しています。
ここで注目すべきなのは、年代別の影響度合いです。20代に限れば「かなり影響する」が8.4%、「やや影響する」が46.5%に達し、全年代でトップの数字となっています。年を経るにつれてNo.1表示に触れる機会が多くなり、だんだんとNo.1表示に慣れてきたり辟易することが多くなるのが、こうした傾向が見られる理由と考えられます。
まとめ
以上を踏まえれば、No.1表示はネガ・ポジ両面の影響を考慮する必要があるが、これまでNo.1表示に接触した回数が少ない20代以下に向けたアプリに限れば、積極的に使用すべきといえるでしょう。
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