アプリ開発日誌
2019.03.20
改めて確認しておきたいアプリ開発手法の特徴【ウォーターフォール型編】
前回ご紹介した「アジャイル型」の開発手法に引き続き、この記事では「ウォーターフォール型」の開発について解説していきます。
両者の違いを改めて認識し、効率的なアプリ開発に役立てましょう。
ウォーターフォール型開発の特徴
「ウォーターフォール」とは、Waterfall=水が流れ落ちる=「滝」を意味する言葉です。システム開発では要件定義から設計、構築、テストといった工程がありますが、これらを1つずつ完了させて次のステップに進む手法となります。
1つの工程が完了するまで次の工程に進むことはなく、前の工程に戻ることもありません。まるで水の流れのように一直線にプロジェクトが進行することから、「ウォーターフォール」と呼ばれます。
ウォーターフォール型開発のメリット
ウォーターフォール型開発を取り入れることで、「全体の計画を立てやすくなる」というメリットが生まれます。最初に全体の要件を定義し、徐々に詳細を詰めていく方法なので、スケジュールを組みやすい手法となっています。
どんなものを作るかが最初に決まっているので、予算管理や進捗管理も容易。最初に完璧な要件定義・設計を行なうことができれば、各工程を非常にスムーズに実行することが可能です。
ウォーターフォール型開発のデメリット
一方で、要件変更や設計ミスが見つかった場合、プロジェクト全体の進行に大きな影響を及ぼす点がデメリットとしてあげられます。途中で仕様変更の要望があった場合、それを反映するためには要件定義の段階まで戻る必要があり、アジャイル型開発のように「前の工程だけやり直す」ができない手法なのです。
結果として工数も費用もかさむことになり、予算が当初の見込みを上回ったり、納期が大幅に遅れてしまうことも珍しくありません。
まとめ
アプリ開発の現場で主流となっているのは、前回紹介した「アジャイル型開発」だったりします。途中でクライアントやユーザーの要望を柔軟に取り入れることができ、変化の激しいアプリ業界の性質にマッチした手法だからです。
もちろん初期段階での見積もりが難しく、開発方針もブレやすいという欠点はあるものの、後から仕様変更する可能性が高いスマホアプリは、アジャイル型開発を取り入れるのがベターな選択肢になるでしょう。
新たにスマホアプリ開発をお考えの方は、私たちイーディーエーにご連絡ください。理想のアプリの開発を、社員が一丸となってサポートいたします!