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2019.01.24
20代の男女を狙え!アプリ内課金に関する世代別・ジャンル別調査結果
アプリを通じてマネタイズを図る戦略といえば、最有力にあがるのがアプリ内課金でしょう。インストールは無料で、機能やアイテムを解放するために課金を必要とするタイプのアプリなら、ユーザーの母数を増やしつつ一定の課金収益を見込むことができます。
では、潜在的に課金ユーザーとなる可能性が高いのは、どの世代なのでしょうか?課金されやすいアプリのジャンルとともに、株式会社ヴァリューズの「アプリ内課金実態調査」で詳細にレポートされていますので紹介します。
1.3分の1のユーザーがアプリ内課金を経験
株式会社ヴァリューズが2018年5月に行なったアンケート結果をもとに発表した「アプリ内課金実態調査」によると、すべての世代・性別を集計すると、32.5%のユーザーがアプリ内課金をしていると答えたことを報告しています。
> アンケート調査でアプリ利用者中の有料ユーザー率を調べたところ、回答者全体では32.5%がアプリ内課金をしていることがわかりました。
(出典)
スマホ黎明期ならいざ知らず、今や有料アプリが珍しくない時代ですので、必然的に課金ユーザーも増加しているのでしょう。この記事を読んでいるエンジニアやセールススタッフの方も、アプリ業界に携わるなら少なからずアプリ内課金を利用しているはずです。
2.有料ユーザーが多いのは電子書籍・マッチング・ゲーム・音楽アプリ
同レポートでは、課金ユーザーが多いアプリのジャンルも報告されています。これによると、電子書籍・マッチング・ゲーム・音楽ジャンルに属するアプリが、有料ユーザー率トップに位置するとのこと。
> アンケート結果では、電子書籍、マッチングアプリ、ゲームアプリなどのジャンルが有料ユーザー率上位を占め、それぞれアプリユーザーの25%以上がアプリ内課金をしています。
(出典)
なお、電子書籍・ゲーム・音楽アプリに関してはほぼ男女の差がありませんが、マッチングアプリに関しては男性が40%近い有料ユーザー率にも関わらず、女性は5%ほどと、性別によって大きな乖離があるのが興味深いところです。
3.20代男女が課金率・課金額トップ。ペルソナ設定に役立てよう
いつの時代も、若い世代の方が新しいサービスを受け入れ、未知の商品に触れようとする傾向が高いものです。この調査でも、他の世代に比べて20代の男女は、アプリ内課金を経験する割合が高いことが報告されています。
> なかでも20代男性は47.4%が課金しており、他の属性に比べ有料利用が突出しています。女性も20代が最多の36.3%。
(出典)
1ヶ月あたりの平均課金額でも、世代別に見て20代男性が5,200円、20代女性は3,700円とトップ。課金率も課金額も高い20代を狙うことで、アプリから得られる収益を最大化できると考えられます。今後ペルソナを設定する際には、参考にしたいと思ったデータでした。
まとめ
アプリを開発するにあたっては、マネタイズは避けられない課題の1つ。「そうはいっても、アプリ開発が初めてなのでどんな戦略がいいのかわからない」と悩んでいる方は、ぜひイーディーエーにご相談ください。
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