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2018.11.02
来店前に注文決済!JR東日本で使えるアプリ「O:der」
東京など、忙しい都心で働く人たちの中には、朝会社に行く前に行きつけのカフェでコーヒーを買ったり、お昼休みに気になる人気のカフェに行ってランチをしたりとお店に行くことを楽しんでいる人もいます。
ですがそのカフェやレストランなどが混んでレジまでに長蛇の列ができていたり、荷物が多く財布を探すのに手間取るからと、行きたい気持ちを抑えてお店の前を素通りした経験がある方もたくさんいるのではないでしょうか。
JR東日本に導入される「O:der」とは
さて、そんな忙しい東京などの都心部でも、駅構内には特に時間にシビアな人が多い印象です。
それもそのはず、通勤や通学などの目的を持っている人の他、電車待ちなどで必ず到着する時間が分単位で決まっている人も大勢いるというのがその理由の1つですよね。
そんな中、飲食店や小売店などの商業施設が多いJR東日本では、今後「O:der」を試験導入するということを発表しています。
この「O:der」というアプリは、国内で唯一特許を保有するモバイルオーダー(事前注文・事前決済)が可能なアプリの事です。
「O:der」3つの「便利」で毎日が変わる
ではそんな「O:der」というアプリでは、使用することによってどんなメリットがあるのかをこれからお伝えします。
その1:行列に並ぶ必要なし
「O:der」アプリを使えば、オフィスや学校、自宅、さらに電車やタクシーの車内など、どこからでもモバイルオーダーをする事ができ、例えそれが行列の絶えない人気カフェやランチタイムの混み合うレストランなどであっても、列に並ぶ必要はありません。
その長蛇の列を横目に受け取り口へ行き、画面を見せるだけで、サッとテイクアウト商品を受け取ることができます。
また混雑時のレジ前で起こりがちな、メニューを選んでいる時に後ろのお客さんから急かされる。という事もなく、自分のスマホから来店前にゆっくりとストレスフリーで注文をする事も可能なんです。
これで「時間までに自分の番が回ってこなかったらどうしよう(・・;)」などの不安からも解放されますよね。
その2:時間指定でムダがない
事前にモバイルオーダーが出来るからといっても、受け取り時に品物が冷めていたり、モバイルオーダーをしてから来店まで10数分後までに取りに行かなければいけないなどあった場合、使いづらいと感じるかもしれません。
ですがこの「O:der」というアプリは、スマホからモバイルオーダーができるだけでなく、自分の受け取りたい時間で受け取り時間を指定する事も可能です。
例えば「もう少し作業を進めてからお昼にしたいから1時間後」「帰宅の時に受け取りたいから退勤時間に合わせて時間を指定」など、テイクアウト時の際に“受け取り時間の予約”ができるので、自分の時間を有効に使うことができます。
また、お店側もモバイルオーダーを使用する事で、レジでの注文や⽀払いの際にかかる手間が必要なくなります。
そのため、結果としてお店の業務量の軽減にも役立ちます。
その3:自動でスタンプが貯まる
今現在、もらったポイントカードなどでお財布がパンパンになってしまい、いざポイントカードを出そうと思うと、どこにしまったか分からないというお財布状況の人、結構見かけますよね。
ですが「O:der」アプリを使えば、スタンプカードやポイントカードを持つ必要はありません。
アプリで注文した商品を受け取ると、アプリ内にある店舗ごとのデジタルスタンプカードに自動でスタンプが付与される仕組みになっています。
そのため、今までやってしまいがちだったスタンプカードをなくす事も、スタンプカードを忘れて押し逃してしまう心配もありません。
また、一度来店してくれたお客さんに対して、Push通知やクーポンを上手に使用することによってリピート率アップを期待することもできます。
これは従来行われてきた、チラシ配布やポスティングよりも効果的で、顧客情報管理などの面でも有効的な手段になります。
アプリ開発の面でもきになる「UI」
このアプリでもう1つ、アプリ開発の面から注目した点は、圧倒的にわかりやすい従業員向けの「UI」の面です。
このアプリの「UI」は忙しい時間帯、ゆっくり確認することのできない現場であっても、直感的に操作できるiPadキッチンディスプレイが付属されており、さらに、POSシステムの連携で、シームレスなオペレーションを実現しています。
この「一目で直感的にわかる」というのは、忙しい現場において非常に重要な点です。この「UI」1つ見てみても、この「O:der」というアプリは現場の事もよく考えられているアプリと言えるでしょう。
終わりに
今回試験導入を発表したJR東日本は、冒頭でもお伝えしたように飲食店や小売店などの商業施設が多く、これまで「待ち時間を減らし、スムーズにサービスを提供できるか」という点が課題だったといいます。しかし今回このアプリを導入し、問題解決に向けて行動しています。
そしてさら、今後は交通系電子マネー「Suica」に対応したタッチパネル式の決済端末も共同開発し、店舗運営の効率化を図るとしています。
このように、アプリ開発を行うことによって「今まで解決できなかった問題が解決できた」や「これを解決するためにはこれが必要だ」という思いからアプリ開発を行い、ほかの問題の解決の糸口を発見できるような相乗効果を生んだりと、アプリ開発というのは様々な可能性を秘めています。
ですから今「解決したい問題」を抱えている方や「こんなアプリが必要だ」と感じている方は、ぜひイーディーエーまでご相談ください!
アプリ開発を行うことによって、これからより良い環境を手に入れていきましょう(*^ω^*)!