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2025.08.06
Googleのデザイン生成AI「Stitch」を試してみた|デザインの質や使い勝手をレビュー


ついにgoogleがデザインに特化したAIをリリースしたので、使ってみました!
googleといえば、世界最大の検索エンジン。学習量はそんじょそこらのAIとは比べものにならないはず。
期待大です!
実際に使ってみた
UIは他のAIツールと似ていますね。どうやら自然言語でのUI生成に強いようなので、早速試してみます。

私たちはスマートフォン向けアプリの開発会社なので、近未来感のあるスマホのプロダクトページを依頼してみました。
自社Webサイトに引けを取らない、先進的なデザインの生成に期待します。

ちゃんと日本語での受け答えはバッチリですね👌
気になるデザインは。。。

Appleを彷彿とさせる洗練されたデザインではあるものの、近未来感の要素はどうやらスマートフォン本体のほうに寄ってしまったようです。
日本語のデザインにもできるのかとふと思ったので、日本語化とあわせて他のセクションの生成も依頼。

ちゃんと日本語は理解しているのですが、なぜか無視されてしまい思わず笑ってしまいました。
他にもセクションの生成をとりあえずしてみます。
残り6画面も生成してもらったところ、なぜか2画面だけ日本語対応してもらえました。

最後にダメ元でもう一度日本語化できないか相談してみることに。


今回はしっかり日本語で表示してくれました。もしかすると、最初のプロンプトがうまく伝わっていなかったのかもしれません。
いくらデザイン的には良くても、日本語が入った場合はどのような感じになるのかかなり重要なので日本語のデザインで生成できて一安心です。
ここからが本領発揮
デザインの生成スピードは、ChatGPTと比べるとやはり速いです。しかも無料で使えます。
このStitchのすごいところは、このデザインデータをHTMLやfigmaのデザインとして、そのまま使えること。
赤枠のボタンを押下すると、コード化されたり、Figmaへの貼り付け用にデザインデータのコピーができます。

まとめ
Figmaで1からデザインを作るのは、やはり時間がかかります。
クライアントに「こんな感じです」とすぐに提示できるプロトタイプを手早く生成したい、そんなときに便利です。
とはいえ、こちらのサービスはまだBeta版。
正式リリースされた時に、自然言語で指示したデザインのクオリティがどこまで上がるのか楽しみです。
将来に期待が膨らむ、そんなAIツール、Stitchのレビューでした!