アプリ業界気になるニュース
2025.07.25
【記事紹介】生成AIは本当に期待外れ?

興味深い記事があったので紹介します。
最近公開されたITmediaの記事「生成AIは期待外れ」と言ってしまう日本企業が生まれるワケで、PwCコンサルティングが日米英独中の5カ国で実施した生成AIに関する調査結果を紹介しています。
その中で注目すべきは、「期待を上回る効果があった」と答えた企業の割合。
アメリカ51%、イギリス50%に対し、日本ではわずか13%にとどまりました。
弊社内では当たり前のように利用しているので、この結果には「え、マジで?」となかなかに驚きました。
生成AIは世界的に注目を集めている技術ですが、日本では「PoC(概念実証)止まり」の状態が多く、実運用に踏み込めないまま「期待外れ」と判断されてしまっているケースが少なくないようです。
私たちのような開発会社でも、生成AIの活用の立ち上がり時点は試行錯誤の連続でした。
社内でも、当初は「精度にバラつきがある」「アウトプットの信頼性が低い」といった不安の声が多く、導入をためらう空気がありましたし、今でも「ガチャ」的な部分に関しては気になるところがあります。
しかし、実際に業務に組み込んでいく中で、コードレビュー支援、仕様書作成のたたき台、アイデア出しのサポートなど、目的を明確にすれば有効に活用できる場面が多数あることがわかってきました。
この記事で紹介されている調査結果が示す通り、導入における「期待値設定」と「効果測定の仕組み」が曖昧だと、せっかくの技術も“活かせていない”状態に陥ってしまいます。
逆にいえば、目的を明確に定義し、定量的に評価する枠組みさえあれば、生成AIは十分に価値あるツールとして機能します。
現に、弊社内では革新的な開発手法の変化や業務フローの刷新がいくつも起きています。
PoCで止めずに、実業務へどうつなげていくか。生成AIを「ツール」として使いこなせる組織づくりを進めていくことが、今後ますます重要になっていくと感じています。
実務への導入について興味がありましたら、ぜひ弊社にお問い合わせください!
▼紹介記事はこちら
https://www.itmedia.co.jp/aiplus/articles/2507/18/news023.html