テレサポ
2022.07.06
フレックス制とは?概要や仕組み、メリット・デメリットを簡単に解説!

フレックスタイム制で働ける企業が増加している反面、どのようなメリットや魅力があるのだろうと、疑問に思ったことはありませんか? 働く環境に制限がないとはいえ、自由度の高い働き方はこれまでと大きく異なり、少し不安を感じてしまいますよね。今回は上記の悩みを解決するために、フレックスタイム制の概要や仕組み、働く時のメリットやデメリットを解説していきます。 本記事を参考にして、快適に働ける環境について見つめてみましょう。
フレックスタイム制とは?

フレックスタイム制とは、総労働時間の中で労働時間を自由に決められる制度です。 一般的にはコアタイムといった出社義務時刻が生じていますが、コアタイム以外の時間帯でタイムスケジューリングが可能です。 また、フレックスタイム制を導入している企業も多く、総労働時間に応じた残業代も支払われるため安心できます。
フレックスタイム制の仕組み
フレックスタイム制とは、一定期間の決められた総労働時間の中で、労働者が始業から終業までの時間を自由に決められる制度です。 例えば、「8時から16時までの出勤」というように常に定時で働くことは求められず、規定の総労働時間を達成することを条件にして、柔軟な働き方が実現できます。 ただ、一般的には「コアタイム」といった出社義務が生じる時刻を設けており、コアタイム以外の時間帯でタイムスケジューリングが可能です。 そして、現代は介護や出産などが要因となり、決まった時間での就労が難しい方も多いのが現状です。 フレックスタイム制は労働者が働きやすい環境を提供でき、結果的に生産性や業務効率の向上につなげられます。
フレックスタイム制を導入している企業が多い職種
フレックスタイム制を導入している主な職種は、エンジニアやプログラマー、デザイナー、企画職、事務職、マスコミ関係などです。 上記の職種の特徴として、仕事が細分化されていて、外部との接触する機会が多くないなどの仕事上の特性があります。 また、リモートワークとフレックスタイム制を両立させることで、快適に仕事に取り組める環境作りが構築できます。
残業代も支払われるため安心
フレックスタイム制は残業代も支払われる働き方なので、労働時間に応じた給与を受け取れる保証があり安心です。 なぜなら、仕事時間が一定期間における総労働時間を超えた時は、会社はその分の残業代を支払う義務が発生するからです。 もちろん、1日単位で働いた時間数だけで残業代が支払われるのではなく、例えば、1日8時間勤務の人が10時間働いた場合に、2時間分が残業代として支払われるといった意味ではありません。 1か月あたりの総労働時間以上の残業時間が、残業代として加算されて支払われる仕組みとなっています。
フレックスタイム制の職場で働く時のメリット

フレックスタイム制の職場で働く時のメリットとして、
- 生活スタイルに合わせて出社・退社ができる
- 通勤ラッシュ以外で仕事に出勤できる
- 私用に合わせて柔軟にスケジュールを調整できる
があります。
生活スタイルに合わせて出社・退社ができる
フレックスタイム制の職場で働く場合は、自身の生活スタイルに合わせて出社や退社ができます。 定時に働かなければいけない縛りがないため、「コアタイム」を除いた時間の働き方は自由になりやすいからです。 ただ、労使協定によって労働できる時間帯に制約があり、24時間いつでも自由自在に働けるのではありません。 「始業時間帯は午前6時から10時まで」といった規則が会社ごとに定められているからです。 時間の範囲にある程度の縛りがある中で、自分自身のライフスタイルと照らし合わせて、快適に仕事ができます。
通勤ラッシュ以外で仕事に出勤できる
フレックスタイム制を取り入れた企業で働くことで、通勤ラッシュ以外で仕事に出勤が可能となり、ストレスなく仕事に取り組めます。 自由な時間に出勤できることで、通勤ラッシュ時の満員電車やバスに乗り込む必要はないからです。 余分な体力を消耗する必要がないため、出社後も全力で仕事に取り組めます。 さらに、一部の企業においては、フレックスタイム制とリモートワークを両立した働き方を導入している場合もあり、時間や場所問わず働ける環境を整えることができます。
私用に合わせて柔軟にスケジュールを調整できる
フレックスタイム制を導入している企業で働くことで、プライベートな時間に合わせた柔軟なスケジュール調整ができます。 例えば、平日のみの開館となっている役所や金融機関に用事がある場合に、就業時間を前後させる工夫を取り入れることが可能です。 他には、家族とのプライベート時間を確保する目的で、週初めは多めに働き、週末にゆっくり過ごす時間を実現できます。
フレックスタイム制の職場で働く時のデメリット

フレックスタイム制の職場で働く時のデメリットとして、
- 従業員間でコミュニケーションを図る機会が減る
- 自己管理能力が問われる
があります。
従業員間でコミュニケーションを図る機会が減る
フレックスタイム制は従業員間でコミュニケーションを図る機会が減るため、コミュニケーションが円滑に図れない点が挙げられます。 なぜなら、出社時間が社員ごとでずれることにより、対面やオンライン会議における顔合わせの機会が減るからです。 対面でのコミュニケーションを図る機会が少なく、空いた時間に確認ができるメールやチャット機能を上手に用いることで、コミュニケーションを円滑に進められます。 コミュニケーションの工夫を取り入れ、スムーズに仕事を進めましょう。
自己管理能力が問われる
フレックスタイム制で仕事に取り組む場合は、従業員ごとの自己管理能力が問われます。 自由な働き方が認められる分、総労働時間を意識した計画的に勤務する姿勢が求められるからです。 通常は定刻での仕事なため一定のリズムでの勤務となりますが、フレックスタイム制は、総労働時間の帳尻を合わせるような計画性が求められます。 従業員の労働に対する意欲や活用の仕方によって、仕事の能率や成果が変わります。
まとめ

今回はフレックスタイム制の概要や仕組み、働く時のメリット、デメリットについて解説しました。 場所問わず働ける反面、自己管理を徹底する意識を持っていたら、介護や出産による離職後も、快適に働ける環境を作ることができます。 本記事で取り上げた内容を参考にして、理想の働き方を実現しましょう。 また、弊社ではエンジニア職をはじめ、全社員リモートワークを中心とした働き方で勤務しています。 待遇・福利厚生面としてフレックスタイム制度を取り入れており、働きやすい環境を整えています。 そして、フレックスタイム制度導入時のデメリットとして挙げられる、コミュニケーションや自己管理能力の改善として、オンライン上でやりとりや通話が可能な「テレサポ」ツールを導入しているため安心です。 詳しくは、下記のページをご覧ください。 https://www.eda-inc.jp/telesuppo/